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2018.12.16(Sun)

髪の毛のアンチエイジングの初め時はいつから始める?

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女性の髪は、男性のように急に細くなったり、抜けてしまうことはありませんが、年とともに髪が徐々に細くなり、密度も低くなり、ツヤがなくなってしまいます。
それでは具体的にどのような影響が出てくるのでしょうか。
髪とアンチエイジングの関係についてご紹介します。

 

髪のアンチエイジングの始め時はいつから始める?

20、30代と年齢を重ねるにつれて体の衰え、肌のシワやたるみなど気になる部分が増えてきます。
よく「25歳はお肌の曲がり角」と言われ、肌のアンチエイジングの化粧品や方法などはたくさん紹介されています。
ですが髪に関しては、アンチエイジングということは、20代、30代のうちはあまり言われる機会は少ないかもしれません。
確かに髪は、肌に比べると老化を感じにくいパーツです。では髪のアンチエイジングは必要なのでしょうか。
年齢を重ねると髪が薄く細くなるのは、髪の生え変わりのヘアサイクルに関係があります。
男性、女性や遺伝などで個人差はありますが、10~20代前半までは髪の成長ピークで20代後半からヘアサイクルに変化が出始め、衰え始めると言われています。
髪のヘアサイクルは、25、6年の周期で成長、退行、休止期を流れを繰り返して、髪が成長、変化しています。
20代後半から徐々にこのヘアサイクルの成長過程が縮まり、退行、休止期が伸びていきます。
この影響の原因となるのが男性ホルモンになります。加齢と共に特に女性の場合は女性ホルモンの分泌量が減少して、男性ホルモンの量が増えてきます。
この男性ホルモンの増加により、髪の成長に大切な毛乳頭細胞か成長を妨げる信号が送られ、成長期での髪の成長量が減り、徐々に抜け毛や薄毛が増えてしまうのです。
また、髪の毛のツヤやハリを保つキューティクルと髪全体を守るコルテックスという部分が、加齢により栄養となるたんぱく質が減少し減っていきます。
コルテックスが減ることで、髪が露出した状態で紫外線やヘアケアを受ける事になり、それによりキューティクルが剥がれしまい、髪がダメージを受けやすくなります。
その状態が続くと髪がパサつき、徐々に薄くなってしまいます。

 

加齢によるホルモンの減少と髪の毛の関係について女性に必要なエストロゲンは髪にも影響している?

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「エストロゲン」などの女性ホルモンは、ハリやコシがある美髪を保つのにも欠かせないものなのです。
いつまでもきれいな髪でいる為にエストロゲンが与える髪への影響について知っておきましょう。
エストロゲンは女性ホルモンの1種であり卵巣で作られます。
そして、このホルモンは女性らしいボディラインを作ることにも関与しており、思春期になると女の子の体つきが変わるのもこのホルモンの影響なのです。
私たちの身体の中で様々な働きをしてくれているエストロゲンですが、髪に対してはどのような影響があるのでしょうか。
最も大きいのは、髪のハリ感、ツヤ感をはじめとする健康的な髪を保つ効果です。
それはエストロゲンにはコラーゲンの生成を促してくれる効果があるからです。肌の弾力を保つことで有名なコラーゲンは、髪の毛を太くしてくれる働きを持っています。
女性が閉経すると、髪がパサつき細くなるのは、このエストロゲンの分泌が減少することが大きく関係しているのです。

エストロゲンは髪の毛全体に作用する訳ではありません。女性ホルモンは、私たちの髪の頭頂部から耳にかけてが影響することがある範囲です。
それより下は甲状腺ホルモンの影響を受けています。
いずれにしても、ヘアスタイルをきれいに魅せるには、また髪自体の健康を保つためにも女性ホルモンは欠かせないものなのです。
エストロゲンは髪の成長を促し、その成長を持続することから髪の健康と切ってもきれない関係にあります。

エストロゲンが減少すると髪の毛が薄くなったり、抜け毛が一気に加速したりしてしまいます。
この現象は閉経によって起こるエストロゲンの影響だけではなく、産後に妊娠中に増えていたエストロゲンが急激に減ることでも同様の影響が現れます。
つまりは、エストロゲンが豊富であれば、薄毛や抜け毛を防ぐことが出来ると言う訳です。

年齢とともに髪にツヤがなくなる原因は、髪の「うねり」です。
うねりが少なくまっすぐな髪は、毛流れが揃いやすく、「天使の輪」と呼ばれるツヤが現れます。
しかしうねりが多い髪は光を乱反射するので、きれいなツヤが現れにくくなるのです。そして髪のうねりは年齢とともに強く出るようになってきます。

『髪が細くなった気がする』
『うねりが強くなってきたような気がする』

そう気づいたら、髪のアンチエイジングの始めどきかもしれません。

髪にコシが無くなる原因の中には、パーマやカラー、ヘアケアの方法、自然環境などがあげられますが、最も大きな原因は加齢によるものです。
髪は肌と同じように一定の周期によって抜け落ち、新しい髪に生まれ変わっています。
髪が抜け落ちた後には新しい髪が毛根の中で生まれ、次第に伸びて太くなっていき、次第に痩せて抜けていきます。
このヘアサイクルの中で、髪が伸びて太くなっていく時期を成長期と言い、男性では20代、女性では30代までの間は成長期が長く続く為、常にコシのある艶やかな髪が豊かに生えています。
ところが年齢を重ねていくと成長期が短くなり、次第に髪がやせ細っていく退行期が長く続くようになってしまい、髪のコシがなくなっていくのです。

 

髪のアンチエイジング方法 ~食事編〜

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①必要な栄養素の摂取

太くてしっかりした健康な髪にする為には、頭皮にある毛母細胞に十分な栄養を送ることが大切です。
髪は、ほぼたんぱく質でできているので、髪の成長に大切なたんぱく質やビタミン群、油などを摂れる食べものや、男性ホルモン増加による抜け毛、薄毛を抑制する亜鉛や女性ホルモンと同じ働きをもつイソフラボンなどを積極的に摂りましょう。
それ以外にも、オメガ3脂肪酸、ミネラルといった栄養素もバランスよく摂取することで、身体の内部から頭皮に栄養を届けることが大切です。
②効果的な食べ物

たんぱく質は豆腐、納豆などの大豆製品やヨーグルト、チーズなどの乳製品、卵などから摂取できます。
オメガ3脂肪酸はサンマやイワシなどの青魚類、くるみなどのナッツ類、ミネラルはワカメやヒジキなどの海藻類やアーモンドなどから摂取できます。
また、髪の栄養に役立つビタミン類には、緑黄色野菜やレバーから摂取できるビタミンA 、玄米、卵、ナッツ類、牛乳、魚などから摂取できるビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、柑橘類や野菜から摂取できるビタミンC、アーモンド、アボガドなどから摂取できるビタミンEがあります。

髪のアンチエイジング方法 ~ヘアケア編~

①細くなる髪への対策

髪が細くなるのを防ぐには、頭皮のマッサージが効果的です。
かたくなった頭皮をマッサージをすると、血行が良くなり、髪に必要な栄養や酸素を十分に行き渡らせることができるようになります。
②髪のうねりへの対策

髪のうねりの原因は、頭皮の毛穴が変形してしまうことで、髪がまっすぐに伸びなくなってしまうことにあります。
毛穴のゆがみは、頭皮の毛穴の詰まりや、老化による頭皮のたるみなどが原因で起こります。
髪のうねりを防ぐには、頭皮の毛穴を詰まらせないことや、毛穴を変形させる原因となる頭皮のたるみを予防することが必要です。
また、髪を抜くと頭皮と毛穴がたるんでしまうので、つい髪を抜いてしまう習慣のある人はなるべく抜かないように気をつけましょう。
③髪のコシへの対策

ヘアケアで最も大切なことは、頭皮の血行を促すこと、髪を傷めない方法でシャンプーすることです。
シャンプーの際に髪を傷めない為には、シャンプーの前に獣毛ブラシであらかじめ髪についたホコリや汚れを落とす、シャンプーを泡立てたら指先ではなく指の腹を使って頭皮を洗う、シャンプー剤やコンデイショナーはしっかり洗い流すことが大切です。
頭皮に栄養を与え、血行を促進する為に、栄養バランスの整った食事を摂り、ハリ・コシのある髪の毛を取り戻しましょう。

 

まとめ

髪のアンチエイジングとは、髪そのものをケアするというよりは、頭皮をケアするということになってきます。

『髪が細くなった気がする』
『うねりが強くなってきたような気がする』
気づいたときがはじめ時です。
顔だけでなく頭皮も毛穴やたるみのケアをして、年齢を重ねても美しい髪を保ちましょう。

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